ADHDができない仕事とは?ADHDは派遣の働き方が良いと思った理由とは?

ADHD

カラオケ採点にはまり約20年間ヒトカラ(ひとりカラオケ)をした筆者が普段はヒトカラについて書いていますが、今回は大人のADHDに長年苦しんできた経験からADHDがつらかった仕事について書いてみます。

ADHDができない仕事とは?続かない理由はADHDのある特性?

ADHD(注意欠陥多動性障害)の人は好きなこと・得意なことでないと長続きしません。

これは仕事でも同じです。

当事者である筆者も20~30代に様々な業種・職種で派遣社員、アルバイト、パート、契約社員、業務委託とあらゆる雇用形態で働きました。20代の頃には中途で正社員になったこともあります。

業種をざっとあげると、居酒屋/自動車関係/病院/住宅系/IT系/家電量販店/学校/弁当屋/レストラン/楽器関係/製薬会社/冠婚葬祭業/商社/動物病院/スーパー/工場(食品) 他

担当した業務内容は様々で、PC入力が得意なのでデスクワークやPC設定、インストラクター等パソコンを扱った業務内容が多めでした。

ADHDは仕事の向き不向きが極端で、できないとなると数日も続きません。

下記は実体験ですが、ADHDの人にとって苦痛で耐えられない(パニックになりやすい)仕事だと思います。

【居酒屋】居酒屋は高校最後の春休みに2店舗でバイトしました。1店目はお皿洗い専門のアルバイト。初日に2時間働いて「これはできない!」となりました。洗い場に放り込まれるお皿やビールジョッキ、洗っても洗っても洗い物は減らない、汚れたお皿が山積みになり、次々に放り込まれるグラスが割れないか常にヒヤヒヤさせられました。必死になって洗ってもどんどん増えていく洗い物を見かねたベテラン従業員が「もっと早く洗って!!」と飛び交う罵声にパニックになり初日でやめました。

2店目の居酒屋は接客担当。居酒屋は常に騒がしいのが当たり前。大人数のお客さんから一度にたくさんの注文を言われると聞き取れず注文ミスを頻発したり、ガヤガヤしている空間だとコミュニケーションが取りづらい、急いで注文と料理の提供をするため慌てて転んでパニックになり3日続きませんでした。

10代で居酒屋は自分に務まらないと分かったと同時に、しばらくは洗い物を見るのも恐怖で皿洗いが大嫌いになりました。今考えると、向いていないと感じた原因はADHDの特性である苦手な片付け(洗い物)と、集団でのコミュニケーションが苦痛だったからだと思います。

メチャカリ

【商社】一度働いてみたかった商社に30代後半に派遣で商社事務として入れたものの、初日からマルチタスクで作業量も多すぎて混乱しました。

電話応対、何十件のメールチェック、添付書類(見積書・受発注書類)の内容チェック、メール送受信、FAX送受信、発送準備(商品の実物確認や数量チェック)、システムの使い方など、初日から教わることが多すぎる(1日にA4ノートに10ページ近くメモ、初めて聞くことばかりで覚えきれない)、常に立ったり座ったり忙しなく眩暈がしました。

さらなる追い打ちに、雰囲気のきついベテラン女性社員(通称お局さん)の鋭い視線を背後から感じて落ち着かない、頭の中が整理できないうちに新たな仕事の説明を次々にされて混乱しました。

試用期間が1か月間あったものの、2日目にして身が持たないと思いました。辞める前提で試用期間終了まで頑張ったところで双方にとってメリットがない、このまま続けても大きな受発注ミスをしそう、と危機感を覚えました。3日目に派遣のコーディネーターさんに「できるならすぐにでも辞めたい」ことを伝えたところ、職場の責任者に交渉してもらい3日で終了となりました(毎日生きた心地がしなかった)

商社はマルチタスクすぎるのと、職場が活気ある(=せかされる)ため、周りにペースを合わせないといけなくなります。1つのことにじっくり時間をかけて取り組みたいADHDには向かないでしょう。

派遣の仕事はアルバイトやパートとは違って、勤務先との直接雇用ではないので、勤務先との契約交渉はすべて派遣会社にお任せです。

就業期間の相談もすべて派遣元のコーディネーターさんが間に入って勤務先と交渉してくれるので、悩んだときにうまく言い出せないADHDにとってありがたいと思いました。

自分に合った職場環境に巡り会えれば派遣は悪くない働き方だと思います。

派遣で仕事探し

居酒屋や商社は外から見ると常に活気があって楽しいイメージだったけれど、仕事なるとADHDにとって不向きな場所でした。常にキビキビ動かないと周りに迷惑がかかるため、マイペースに落ち着いて仕事したいADHDの人には合いません。せかされるとケアレスミスするADHDの人にとってもつらい職場環境だと思います。

職場や身近にADHDぽい人がいたら大人のADHDの専門書を読んで理解を深めておくとADHDへの仕事のふり方・接し方がわかるし、ADHD本人もありがたいと感じます。

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自分がADHDかもしれないと思う人は生きづらさから少しでも解放されるために専門書やワークブックを読むことで解決につながるヒントが見つかります。ちなみに、仕事の段取りが悪い人、ケアレスミスをよくする人、片付けられない人はADHDの可能性が高いです。
 
 

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